自宅療養の日々⑥〜仕事復帰が決まりました〜
4月2日の外来で、リュープリン注射とタモキシフェンの服用で、様子を見ましょうということになりました。仕事も「したかったらすればいい」と言われたので(笑)、4月5日からの職場復帰が決まりました。
というよりも、4月末で退職する社員がいたので、その子からの引き継ぎのため、遅くても4月半ばまでには復帰をしてほしい、復帰しなければという状態だったんですよね。
仕事を休むことが決まった時は、周りから「復帰したくてウズウズするかもよ〜」なんて言われていて、自分でもそう思うんだろうなぁ、と思っていましたが、いざ復帰が決まると、不安しかありません。
療養中は、家族と仲の良い友達としか会っていなかったので、すごく気を遣ってもらっていたし、フォローもしてもらっていたんです。だから、とっても楽に過ごせていました。
でも、職場復帰となると、そういうわけにもいきません。
満員電車を乗り継いで会社に行き、8時間は他人と過ごし、お給料分は何かしらの成果を出さなければならない。営業職なので、外に出てお客さんとも話さなければならない。
しかも、私は同じ部署のメンバーにしか「休む」ことを伝えていませんでした。他部署の人は、休む理由はおろか、休むことも知らないので、急にいなくなったことになります。
隣の部署の人達は、私の不在をどう思っているのか?何て説明しようか?もしかして、みんな乳がんだって知ってたらどうしよう・・・。
しばらく使っていなかった脳を、フル回転して悩みました。
何よりの不安は、やはり体力というか身体の面。腕が痺れるような、小さい針でチクチクさされるような感覚が治らず、ずっと肘を曲げて、骨折した人のような格好をしていました。
こんなんで、仕事できるのか?でもやらなきゃ、いかなきゃ。ずっとその繰り返しでした。
母親から、「もう少し休めば?」と言われても、「復帰しなきゃいけないの!」と言ってケンカになったり、かと言えば「自信がない」と、メソメソしたり。
ほんの3日間ですが、大変な3日間でした。
2018年10月30日 たゆかのたわごと