自宅療養の日々⑤〜術後、初めての外来〜
退院をして、約3週間後。久しぶりに外来患者として、病院に行きました。術前は毎週検査に来ていたので、なんだか懐かしいような、不思議な気持ちに。
最初に病院に来た時、担当の先生が「待合室にいる人、ほとんどが術後だから。みんな普通でしょ?元気でしょ?だから大丈夫!」と言ってくれたのですが、私もついに「術後」の仲間入りです。
術前の人の希望にならねば、なんて思ったりして。
病理検査の結果を聞く前に、こちらも久しぶりの血液検査。手術した方の腕で、採血したらダメという教えを思い出し、左腕から採血をしてもらいます。もう、注射ぐらい屁でもありません(笑)
診察室に入ると、先生から「元気〜?」との言葉。果たして私は元気なのか?迷いましたが、元気と言えば元気。「健康じゃないけど、元気です」と答えると、「え〜!?今が人生1番、健康なはずだけど。悪いもの採ったんだから(笑)」と言われました。確かにそうか。
血液検査の結果を見せてもらうと、色んな数値のところに、「H」という「高すぎ!」の表示が。ビックリしてると、「まだ、身体に傷をおってる状態だから、色んな数値が正常じゃないんだよ」と、説明を受けました。
そうだったのか・・・まだ、傷を負ってるのか・・・。だったら痛くても仕方ないかぁと、少し気が楽になりました。「だったら健康じゃないじゃん!」と、心の中で叫びましたが。
傷口も経過良好とのことで(まだ、テープがついていたので「大事にしとるね〜」と褒められ?ました)、今後の治療の説明を受けて、この日の診察は終了しました。
あと何回、ここに来るのかなぁ?あと何年、ここに来るのかなぁ?そんなことを考えると、少し気が重くなりました。
でも、もう仕方ない!生きるためなんだから!自分に言い聞かせながら、家に帰りました。
2018年10月29日 たゆかのたわごと