キャリアカウンセラーを目指す乳がんサバイバーのブログ

会社員です。キャリアカウンセラーを夢見ながら、家庭菜園をしたり、のんびり暮らしています。もともとはバリキャリを気取って、仕事だけに打ち込んでいましたが、2018年の初めに乳がんの診断を受けました。病気のこと、仕事のこと、旅行のこと、夢のことを書き綴ります。

何で私が乳がんに!?〜悲しみ尽くした日々〜

話は少し戻って、乳がんが分かった直後の話です。

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今でこそ、前向きな気持ちが出てきました私ですが、乳がん分かった直後は、毎日泣いて怒ってを繰り返していました。

◯人に1人はがんになる、女性の◯人に1人は乳がんになる、そういったことは見聞きしていましたが、「どうして、自分がその1人に入らなければいけないのか?」と思っていました。

電車に乗っていても、街を歩いていても、周りの人全てが憎いんです。「どうしてこの人たちはがんじゃなくて(そんなこと分からないですが)、私はがんなんだ?」とか。

道で肩がぶつかった相手にも、「この人は、ぶつかっても謝らない悪い人なのに、どうしてがんにならないんだ?」とか。

毎晩毎晩、泣きました。泣き疲れて寝て起きて、「がんになったことが、夢だったかも」と思って携帯を見て、乳がんに関する検索結果の表示を見て、「現実だったのか」と、また泣いていました。

私は、お酒は飲んでいましたが、タバコは吸ったことがありません。お昼は持参の手作り弁当でしたし、夕ご飯も自炊をしていました。ジムにも通っていましたし、趣味は山登りやゴルフでした。

健康診断の結果も、ほとんどA。がんが分かった年に受けた胃カメラも、「ツルツルで綺麗な胃ですね」と、褒められたぐらいです。

そんな私が、どうして!? なんで!?

もうその連続でした。

がんになるなら、私よりもあの人でしょ!?

そんな酷いことを、平気で思っていました。自分が世界で1番不幸で、1番可哀想だと、本気で思っていたんですよね。

そんな私が、いつから現実を現実として、受け止められるようになったのか?

今思い返しても、分かりません(笑) 

もしかしたら、人間にはもともとそんな力が備わっているのかもしれません。辛いことがあっても、無理して前向きにならなくても、時間が経てば、きちんと消化していける力が。


2018年10月17日 たゆかのたわごと