治療中のモヤモヤ①〜そういうんじゃないんだよなぁ〜
ほんの少しですが、モヤモヤした事を書きます。
仕事にも復帰してしばらく経った6月、私の病気の事を知らない会社の同僚、そしてその同僚を通じて知り合ったAさんの3人で、食事をすることになりました。
もともとの共通の知り合いである、私の会社の同僚が、残業で遅れたので、しばらくはAさんと2人で、軽く飲みながら話をしていました。
Aさんは既婚者、私は独身なのですが、話題は私の婚活的なものに。「最近、よい出会いはないのか?」「出会いの場には行っているのか?」と言われても、正直この半年はそれどころではなかったので、「最近、色々あったから、全然だね〜」と答えました。
もともと、少しおせっかいな人なのですが、「そんなんじゃダメだ」「ネット婚活とかやった方がいい」などと、お説教アドバイスが始まりました。
「う〜ん、今そういう気になれないんだよね」とか「仕事も楽しいしなぁ」と誤魔化していたのですが、しまいには「じゃあ、私の知り合いに、独身男子の友達が多い人がいるから、紹介する!今から呼ぶ!」と言い始めました。
かなり前半からイライラを抑えていたのですが、だんだん我慢出来なくなり「私、3月に手術したの。乳がんの。だから、そういう気に今はなれないんだよね」と言ってしまいました。
そのAさんには、自分の病気の事を打ち明ける気なんて、さらさら無かったのですが、それぐらい言わないと止まらないさそうだったので・・・。
Aさん「え!?大変!でも、手術したなら、もう大丈夫じゃん!前向きにならなきゃダメだよ」
・・・いや、大丈夫でもないし・・・
私「あ〜手術はしたけど、注射と薬で、再発予防の治療もしてるから。副作用もあるし」
Aさん「へ〜大変なんだね。どれぐらいやるの?」
私「5年ぐらいかな。その間は、生理も来ないしさ。なかなか難しいよね、婚活」
Aさん「私も!ピル飲んでるから、ホルモン抑えてて、生理の血が少ないよ!」
・・・いや、ピルとは違うんだけど・・・
私「へぇ、そうなんだ〜」
Aさん「おっぱい取ったの?」
私「うん。部分切除だけどね」
Aさん「じゃあ、左右違うんだ?」
私「うん。もともと左の方が大きくて、それなのに右を取ったから、だいぶ違っちゃってるんだよね。」
Aさん「そっか・・・」
これで、黙ってくれるだろう、そう思いました。が!そんなに甘くはありませんでした。
Aさん「毎日、マッサージしてる? ここだけの話、私は毎日マッサージして、DからFになったよ。脇からお肉、集めてくるの!」
もう、絶句でした・・・。
別に、過度に気を遣ってほしいわけではありませんが、手術で胸が小さくなった人に、巨乳体操教える!? もう、怒りとか呆れとかを通り越して、ちょっと笑ってしまいました(笑)
たぶん悪気はないんです。真っ直ぐなだけなんです。でもAさん、そういうんじゃないんだよなぁ。
2018年11月13日 たゆかのたわごと