退院までの道のり⑤〜ついに退院しました!〜
2018年3月12日、退院しました。
入院も初めてだったので、当然のごとく退院も初めて。看護師さんに言われるがままに、費用を精算して、退院証明書をもらって、忘れ物をチェックしたら、もう退院です。なんだか、あっけないものでした。
精算書を見て知ったのですが、手術中の麻酔って、分単位で請求されるんですね。ちょっと面白いなぁ、なんて思いました。
退院時に困ったのは、前開きの服を持ってきておらず(ダルダルのセーターなら着れると思ってました)、下着の上にコートを着る羽目になったこと。服に頭と腕を通すことの難易度の高さに、驚きました。
退院したら、何を食べようか、と楽しみにしていましたが、味の濃いものは体が欲していなかったので、きしめんになりました。
入院中は、こうした一品ものがなく、ご飯とおかずと汁物と小鉢、みたいなちゃんとしたメニューばかりだったので、めちゃくちゃ美味しかったです。
そして退院する前から、ずっと気になっていたこと。それは「退院したら、シャワーを浴びてもいい」ということです。と言うより、シャワーを浴びなくてはならない。
シャンプーだけで、あれだけ気持ちよかったんですから、シャワーを浴びたら、どれだけ気持ちいいか・・・。
ただ、シャワーを浴びるということは、自分の胸の傷を見ることになります。
入院中、何度か看護師さんに、「傷、見ました?」と聞かれたのですが、毎回「まだいいです」と答えていました。看護師さんも「見れるようになるといいですね」ぐらいで、見なくてもいいまま、退院してきました。
浴室って、どうして正面に鏡があるのか・・・。なんとか傷を見ないでシャワーを浴びる方法はないか?そんなことを悶々と考えていました。
2018年10月22日 たゆかのたわごと