キャリアカウンセラーを目指す乳がんサバイバーのブログ

会社員です。キャリアカウンセラーを夢見ながら、家庭菜園をしたり、のんびり暮らしています。もともとはバリキャリを気取って、仕事だけに打ち込んでいましたが、2018年の初めに乳がんの診断を受けました。病気のこと、仕事のこと、旅行のこと、夢のことを書き綴ります。

退院までの道のり⑤〜ついに退院しました!〜

2018年3月12日、退院しました。

入院も初めてだったので、当然のごとく退院も初めて。看護師さんに言われるがままに、費用を精算して、退院証明書をもらって、忘れ物をチェックしたら、もう退院です。なんだか、あっけないものでした。

精算書を見て知ったのですが、手術中の麻酔って、分単位で請求されるんですね。ちょっと面白いなぁ、なんて思いました。

退院時に困ったのは、前開きの服を持ってきておらず(ダルダルのセーターなら着れると思ってました)、下着の上にコートを着る羽目になったこと。服に頭と腕を通すことの難易度の高さに、驚きました。

退院したら、何を食べようか、と楽しみにしていましたが、味の濃いものは体が欲していなかったので、きしめんになりました。

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入院中は、こうした一品ものがなく、ご飯とおかずと汁物と小鉢、みたいなちゃんとしたメニューばかりだったので、めちゃくちゃ美味しかったです。

そして退院する前から、ずっと気になっていたこと。それは「退院したら、シャワーを浴びてもいい」ということです。と言うより、シャワーを浴びなくてはならない。

シャンプーだけで、あれだけ気持ちよかったんですから、シャワーを浴びたら、どれだけ気持ちいいか・・・。

ただ、シャワーを浴びるということは、自分の胸の傷を見ることになります。

入院中、何度か看護師さんに、「傷、見ました?」と聞かれたのですが、毎回「まだいいです」と答えていました。看護師さんも「見れるようになるといいですね」ぐらいで、見なくてもいいまま、退院してきました。

浴室って、どうして正面に鏡があるのか・・・。なんとか傷を見ないでシャワーを浴びる方法はないか?そんなことを悶々と考えていました。


2018年10月22日 たゆかのたわごと