キャリアカウンセラーを目指す乳がんサバイバーのブログ

会社員です。キャリアカウンセラーを夢見ながら、家庭菜園をしたり、のんびり暮らしています。もともとはバリキャリを気取って、仕事だけに打ち込んでいましたが、2018年の初めに乳がんの診断を受けました。病気のこと、仕事のこと、旅行のこと、夢のことを書き綴ります。

治療中のつぶやき③〜こんな状況から入れる保険があるんですか?

急に思い出したので、少し前の話を書きます。

まさか自分が、がんになるなんて思っていなかった私は、いわゆる「がん保険」には、入っていませんでした。自称バリキャリ女子(笑)だったので、老後のための保険には力を入れていたのですが・・・。

1つだけ、15年ほど前に入った医療保険が適応されたので、退院してすぐ保険金請求の手続きをしました。請求用の書類を送ってもらうための申請は、入院中にWEBからしていたので、とってもスムーズでした。

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ポストに書類を入れた日の翌日、自宅の電話が鳴ったので出てみると、その保険会社からでした。「え?もう?早くない?」とビックリ!です。

電話の相手は、いかにもな感じの若い男性。「もしかして、書類に不備でもあったかなぁ」と、思っていました。

すると意外な言葉が・・・。

「弊社の保険には加入いただいており、ありがとうございます。本日は、新しい商品のご紹介で、お電話しました。今、オススメなのは、がん保険特約です。契約内容を確認したところ、そういった特約のついていないタイプのものでしたので。女性特有の疾病に強い保険もありますが、ご興味ございますか?」

え!?え!?え!? 

一瞬、混乱しましたが、すぐに気がつきました。タイミングが良すぎただけで、単なる営業電話だなと。

一生懸命説明をしてくれるので、なかなか切り出せなかったのですが、早い方がいいと思ったので、勇気を出して伝えました。

「本音を言うとすごく興味あるし、入りたいのはやまやまなんですが、先週乳がんの手術をして、今まさに保険金の請求中なんですけど」

電話の相手は「えっ?・・・・・・」っと、完全にフリーズ。




仕方がないので、こちらから「入れないですよね、がん保険は」と助け舟を出すと、ようやく「はい。そういった方は、入れませんね」との返事がありました。

「そういった方」っていう表現もどうかと思いますが(笑)、彼の精一杯だったんだと思います。そして、こういうパターンのマニュアルもなかったんだろうなぁと。

今、この状況で入れる保険が出来たら、また電話して下さいね。


2018年11月8日 たゆかのたわごと