キャリアカウンセラーを目指す乳がんサバイバーのブログ

会社員です。キャリアカウンセラーを夢見ながら、家庭菜園をしたり、のんびり暮らしています。もともとはバリキャリを気取って、仕事だけに打ち込んでいましたが、2018年の初めに乳がんの診断を受けました。病気のこと、仕事のこと、旅行のこと、夢のことを書き綴ります。

痛いから動かせないのか、動かさないから痛いのか

術後3ヶ月ぐらいは、右腕というか右側の痛みに悩まされました。

チクチク刺すような痛み(たくさんの一寸法師が刺してくる感じ、と表現していました)と、腕がボンボンに腫れているような感覚が、ずーっと続いていました。

薬や注射、通院が長く続くことは覚悟していましたが、まさかこの痛みとも一生付き合うの?聞いてないんだけど・・・と、思っていました。

腕を骨折したときのような格好(写真参照)だと痛みが和らぐので、起きている時は、ずーっとこの体勢をしていました。

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家族から「腕、曲げてるの変だよ」と言われたり周りから「腕。ケガしてるの?」と言われたりしましたが、このスタイルじゃないと、痛みが酷くなるんです。

母親から「動かさないから痛いのよ。動かしなさいよ」と言われ、「痛いの!痛いから動かさないの!」と言い返し、毎日のように小競り合いをしていました。

最終的には「そんなに痛いなら、先生に言って治してもらいなさい!」という事になり、2度目の外来(ホルモン療法初日)に、先生に相談しました。

私「先生、右腕がチクチク痛いし、すっごい腫れてる気がするんです。腫れてないけど、腫れてる感じなんです」

先生「そんな大事に抱えてないで、動かしたら治るわ。腕を甘やかしとるんじゃない?」

母親から言われても聞く耳を持ちませんでしたが、先生が言うならと、その日から少しずつ、右腕を動かしました。

歩く時も、骨折スタイルではなく、前後に揺らしたり、お風呂で曲げ伸ばしをしたり、バンザイ運動をしたり・・・。

最初は、痛みや痺れとの戦いでしたが、1ヶ月ほどすると、「あれ?最近あんまり痛くないかも」と。痛くないから動かせるし、動かしていると痛みも和らいでいる(気がする)。

母親は、「私の言うことは聞かなかったのに!」とスネていましたが(笑)、自分の身体のことなので、自分が納得しないことには、行動に移せないんですよね。

今でも、調子に乗って動かして、次の日に痛みが出てしまい、猛烈に後悔することもありますが、身体を適度に甘やかし、時には厳しくしながら、やっていこうと思います。


2018年11月2日 たゆかのたわごと