私、乳がんになっちゃった②〜友達への報告〜
時系列がバラバラですが、乳がんが発覚した時のことを書きます。
友達への報告というタイトルですが、私が乳がんだと知っている友達は、3人だけです。もともと、あまり友達がいないというのもありますが(笑)
1人は、今の会社の先輩。今は、転勤で他県にいるのですが、公私ともにお世話になっている大好きな人。私の中では、「同僚枠」ではなく、「友達枠」なんです。
もう1人は、ちょっとイラッとした時などに、「今日、一杯いかない?」と誘い合う大親友。大学の同級生なのですが、仲良くなったのは社会人になってから。何故か今、会社の場所も住んでいる場所も近く、週1〜4回のハイペースで会っていました。
最後の1人は、前職の同期の子。頻度は高くないものの、年に数回飲みに行ったり、旅行に行ったりしている友達。くだらないことも、ゲラゲラ笑いあえる、楽しい友達です。
実は、私も5年ほど前に、会社の先輩から「乳がんになった」と告げられた経験があります。その時は、驚きと哀しみ、心配、不安が一気に押し寄せてきて、何故か私が泣くという事態になりました。
そんなわけで、「告げられる側」の経験もあるのですが、そこに気を配る余裕もなく、普通にLINEで報告をしてしまいました。
「急な話ですが、乳がんになりました。すぐに命がどうこうではないですが、とりあえず近いうちに手術とかするみたいです」
めちゃくちゃ驚かれました。心配よりも、ビックリが大きかったのではないでしょうか。それぐらい、私は健康そのものというか、人並み以上にタフで元気だったんですよね。
「タチの悪い冗談では?」と、そう思ったかもしれません。本当に冗談だったら、よかったんですが・・・。
友達に報告してからしばらくは、「言わないでおいた方が良かったかな?」と、少し後悔のような気持ちもありました。負担になってしまったかな?とか、困らせたかな?実は迷惑だった?とか、心配になりました。
でも、誰かに言いたくて、でも誰でも良いわけでもなくて・・・とにかくその3人には、言わないということが、出来なかったんですよね。
今となっては、言って良かったなぁ、と心から思います。家族には言えないこと、家族だから言えないこと、他人だから言えることもあったかなぁ、と思ったりします。
もちろん、たった1人で病気に立ち向かっている方もいると思います。でも、私がもしたった1人だったら、どうなってただろう?と思うんです。
少なくとも、今こんな風にブログが書けるような状態では、心身ともになかったんじゃないかなぁと思うんです。
と思うと、友達や家族には、あらためて感謝感謝です。
2018年10月24日 たゆかのたわごと