キャリアを探し求めるキャリアカウンセラーの思うこと

ほんの少しだけ、皆さんのキャリアに関するお仕事をしています。自分の言葉や行動で、周りの人たちのキャリアや人生に影響を与える人になりたいと思っています。

名プレイヤーは、名コーチにはなれない?

プロ野球なんかで、言われますよね。

名プレイヤーと呼ばれる人は、選ばれた
プロ選手の中でも、さらに才能に恵まれ
努力を積み重ね、かつ運も掴んだ人。

だから、才能にそこまで恵まれて
いなかったり、運を掴みきれなかった人を
理解することが出来ない、とされてます。

そして、指導される側からも、「自分
とは違うから、参考にならない」と
心を開いてはもらえない。

いわゆる、プロスポーツの世界では
これが正しいのかもしれません。
ただ、我々の暮らす一般社会では
どうでしょうか?

以前にも、私の上司の話を書きました。
私の上司、クレーム対応が物凄く得意で
かつ、本人も嫌いではないそうです。
私にも常に、「クレーム対応するから
遠慮なく相談して!」と言ってきます。

実際、端から見ていても、対応力は
素晴らしいです。クレーム対応って、
第三者が出ていくのって、難しいんです。

要は部外者なわけで、いきなり出ていって
場を納めるのは、難易度が高い。

そんな上司と、サシで飲む機会があり
常々、疑問に思っていたことを質問する
ことができました。

なんでそんなに、クレーム対応が
上手いんですか?

すると、こんな答えが。

「最初の上司が怖すぎて、クレームが
起きても、上司に謝罪同行を頼めなくて
自分でやってるうちに、平気になって
段々、コツが掴めるようになった」

うん、まさにこれなんです。

上司は、「自分が自分の力でやって
身に付けたこと」を、部下を持った今は
「部下の代わりにやってあげている」
んですよね。

もしかしたら、自分は上司に助けてもらう
事が出来なかったから、それで辛かった
経験から、部下には同じ思いをさせたく
ないから、フォローをするのかも
知れません。

でも、それでは、自分のような社員を
育てることは出来ないんです。だって
育て方が違うから。

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人が人を育てるとき、「自分がして
もらったのと同じように」もしくは
「自分がしてもらいたかったように」
サポートやフォローをしてしまいがち。

でも、これが間違いのもと。

今、育てようとしている相手は、あなたの
分身でも何でもありません。新たな個性
なんです。

あなたが育てるのは、あなたではない。

自分の経験、感じたことをそのまま
伝えようとしてはいけません。自分の経験や
感じたことをではなく、その経験や感覚で
習得した知識や技術を、どう伝えるか?
それを、目の前の相手によって選択を
することが、大切なんです。

2016年6月18日  たゆかのたわごと